あらゆるメーカーの各種フィルム培地に対応!
シンプル操作と高い作業再現性で試験精度の向上に貢献します!

フィルム培地対応 微生物検査前処理装置は、主に食品/飲料メーカーの品質管理工程における微生物検査や生菌数検査の前処理工程を自動化する装置です。
ストマック袋に検体を入れ、装置にセットするだけの手軽さで、検体の秤量 → 検体の重量に応じた希釈液の分注 → ストマッカー処理 → 段階希釈液の調製 → フィルム培地への滴下( → スプレッド処理 ※適宜)までを自動で実施。
高度な手技を必要としない簡単な操作で、正確性と高い再現性をお約束します。
特徴
操作性

装置に試験管やディスポチップなどの器具、検体と培地をセットしたら、あとは制御用PCのスタートボタンを押すだけで、検体の秤量から培地への分注まで一連の工程を自動で行います。
作業者の技能や熟練度を問わないシンプルな操作によって、ヒューマンエラーを低減。
装置前面から全てのユニットにアクセスできるレイアウトで、メンテナンス作業も容易に行うことができます。
汎用性

柔軟なソフトウェアにより、多様な検体、希釈段数、n数の設定に対応しています。
フィルム培地メーカー各社の各種製品に対応しているため、現在フィルム培地をご使用のお客様は、既存のものをそのままお使いいただけます。
再現性

ストマック袋に投入された検体の重量を装置内で秤量し、希釈率に応じた希釈液を分注、ストマック処理による均質化、段階希釈液調製などの操作を実施します。
パソコン制御による自動操作により、手間なく、正確かつ再現性の高い結果を得ることができます。
工程フロー
検体の採取(オペレーター作業)
検体10~25gをストマック袋に採取し、専用のクリップを装着します。
検体の秤量は装置内で実施されるため、ここでは正確な計量は必要ありません。
装置にストマック袋をセットし、スタートボタンを押します。
検体の秤量→希釈液の添加
検体を秤量します。
秤量値に応じて1/10希釈調製液となるように希釈液を注入します。
ストマッカー処理→希釈試料液の調製
ストマッカー処理による均質化を行い、1/10希釈試料液を調製します。
ストマック時間やパドル位置などは任意に設定できます。
試料液の採取→段階希釈
試験管に調製した1/10試料液を分取し、必要に応じて段階希釈操作を実施します。
希釈倍率は10-1~10-5 まで任意に設定できます。
フィルム培地への印字(オプション)
検体名、希釈倍率(乗数)、実施日時、オペレーターなどの情報をフィルム培地上(端部)に印字します。
※印字機能はオプションです。
フィルム培地への滴下
試料液をフィルム培地に播種します。
播種後、必要に応じてスプレッド処理などによって均一に展開します。
培養・判定(オペレーター作業)
検体が播かれたフィルム培地を取り出し、インキュベータで培養します。
標準仕様
装置名 | フィルム培地対応 微生物検査前処理装置 |
型式 | MTFM-02 |
対応培地 | ペトリフィルム(3M) Easy Plate(キッコーマンバイオケミファ)など |
培地セット数 | 最大3種類 × 30枚 |
培地展開時N数 | 1~3(任意設定) |
ストマッカー処理 | ストマック袋:サニスペックテストバッグ推奨 一度にセッティングできる検体数:最大10 |
検体重量 | 10~25g |
秤量精度 | ±0.1g |
希釈分注精度 | ±0.01mL |
試験管 | φ16 × L150mm |
希釈倍率 | 10-1~10-5(5段階) |
処理時間 | 約4分(以下の条件時) ストマッカー処理時間:20秒 10-2の試料液を2種類の培地にN=2で播種 |
オプション | 印字ユニット(インクジェット) |
本体寸法 | 約W1900 × D770 × H2000mm |
重量 | 約500kg(制御用PC除く) |
電源 | AC100V±10% 50/60Hz 12A |
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