最大4検体を同時処理!
シンプル操作で10-8までの希釈試料液を調製します!

微生物検査用 段階希釈調製装置は、主に食品/飲料メーカーの品質管理工程における微生物検査の前処理工程を自動化する装置です。
作業者の技能や熟練度を問わないシンプルな操作で、微生物検査に使用するための希釈試料液を調製。
希釈倍率は8段階(10-8)まで任意に調整でき、最大で4検体を同時に処理することができます。
特徴
作業性

最大4検体を同時に希釈することができ、希釈率は8段階(10-8)まで任意に設定できます。
また、ラック単位での連続処理が可能です。
操作性

装置に試験管やディスポチップなどの器具、検体をセットしたら、あとは制御用PCのスタートボタンを押すだけで、段階希釈工程を自動で行います。
作業者の技能や熟練度を問わないシンプルな操作によって、ヒューマンエラーの低減が図れます。
分注精度

分注量は専用のソフトウェアで制御されます。
また、分注機構には吐出量を正確に調整できるプランジャーポンプを採用することで、高い分注精度を実現しました。
工程フロー
準備(オペレーター作業)
検体を入れた試験管と希釈用試験管が入ったラック、ディスポチップをセットします。
※ 試験管ラックは運転中に追加投入することもできます。
STEP
1
希釈
希釈用の試験管に、設定濃度の希釈試料液を調整するための蒸留水を注入します。
STEP
2
振とう・混和
検体の入った試験管を振とうすることで、試験管内における検体の成分を均一化します。
STEP
3
分注
希釈用試験管に検体を分注します。
超音波で液面高さを計測することで試験管ごとの溶液量を算出しているため、正確な希釈を行うことができます。
STEP
4
段階希釈
STEP4で調整した希釈試料液に希釈液を加えることで、段階希釈を行います。
STEP
5
取り出し(オペレーター作業)
指定された濃度までの段階希釈を終えると、検体と希釈試料液は装置後背部へ自動搬送されます。
STEP
6
標準仕様
装置名 | 微生物検査用 段階希釈調製装置 |
型式 | MTSD-01 |
装備 | 4連分注器(RANIN 1200µL BioClean Ultra® ディスポチップ使用) 4連振とう器 |
希釈倍率 | 10-1~10-8(8段階) |
処理時間 | 約14分/ラック(以下の条件時) 検体数:4 希釈率:10-8 |
本体寸法 | W1300 × D1100 × H1800mm |
重量 | 約490kg(制御用PC除く) |
電源 | AC100V±10% 50/60Hz 15A |